遺言執行者の選び方

遺産分割は何かとトラブルが起きやすく、場合によっては親族同士で裁判沙汰になることも珍しくありません。
遺言書があれば遺言通りにするのが一般的ですが、上手く行けば苦労はないというものです。
でも遺言執行者を選んでおけば、相続に関する手続きもスムーズに進みます。
そこで相続執行者の選び方について、取り上げてみましょう。

遺言執行者は基本的に誰でもなれるものの、未成年者や破産者はなることが出来ません。
執行者の人数は1人だけでなく複数人でも可能で、相続人の中から選んでもらっても構いません。
しかし相続人自身が遺言執行者になった場合、自分が有利になるように進めようとしているのではと変な疑いをかけられてしまう恐れがあります。
トラブルになる確率が高くなるので、慎重になる必要があります。

では相続人の中でならば、誰が遺言執行者として最適なのでしょうか。
被相続人のことを誰よりもよく知っている人物に任せるのならば、被相続人の配偶者でしょう。
しかし執行者になると忙しくなり、責任も重大です。
相続以上の労力が求められるので、もし高齢者となれば難しいかもしれません。
配偶者が難しいのならば、子供が執行者になるという手もあります。
年齢も若いので上手く対応出来るとは思いますが、仕事をしている方であればかなりの重労働になるでしょう。

遺言執行者には、相続人達から信頼されている人が望ましいかと思います。
また遺言書で遺言執行者の指名があれば、その人に任せるのが一般的です。
でも揉め事が起きそうな時は、専門家に遺言執行者を頼むという手もあります。
専門家であれば相続に関するありとあらゆる事柄に対処出来るので、安心して任せられます。
ただし専門家に任せた場合は費用がかかりますが、深刻になりやすい親族間のトラブル解決の為の必要経費と思えば安い物です。
どの専門家に任せるかは状況次第になるものの、相続をスムーズに進ませたいのならば検討してみては如何でしょうか。