遺言執行者の仕事内容

もしも遺言執行者に指名されたら、どのような仕事を任されるのか不安になる方も多いでしょう。
ある程度の内容は把握している方も多いと思いますが、改めて遺言執行者の仕事内容について取り上げます。

まず執行者に就任すれば「就任通知書」を作成します。
民法上必ず通知書を作成しなければならないという決まりは無いものの、作成はした方が良いです。
遺産相続は何かと揉めるもので、特に執行者が相続人ともなれば尚更でしょう。
また就任通知書がなければ、相続人の処分行為が制限される場合もあります。
だから法律では作成する必要は無いとなっていますが、後のことを考えたら就任通知書は作成しておいて下さい。

就任通知書の作成が終われば、次に相続人全員の戸籍調査に入ります。
誰が相続人になっているのかは一目瞭然なので、特に必要が無いのではと思うかもしれません。
しかし相続手続きを行う際に、第三者から見ても被相続人と血縁関係があると証明しなければならないのです。
また変な話になりますが、被相続人に隠し子がいることも考えられます。
「まさか」と思うかもしれませんが、意外とあるので驚きです。
更に相続手続きを行う際にも、戸籍の提出を求められる場合があります。
相続人を完全に把握していたとしても、戸籍調査は必ず実行してください。

そして相続財産目録の作成も、執行人の大事な仕事です。
そもそも財産を相続人で分けるには、財産が幾らあるのかが分からなければどうしようもありません。
また相続税を計算する際にも、財産目録は欠かせません。
そんなに財産が無いからと、特に必要が無いと思うでしょう。
でも小銭単位の財産しか無かったとしても、相続の手続きで財産目録が必要になる場合もあります。

他にも執行人にはやるべきことが沢山あり、今回取り上げた分はほんの一部です。
遺言執行者の働き1つで相続財産が決まると言っても過言では無いので、責任も重大です。
でも遺言を遺した人から直接指名されていたのならば、覚悟を決めるしかありません。